仕事がハードな看護師は体力作りが必須

看護師は本当にハードな仕事です。全国大学高専教職員組合が行った調査によると、9割以上の看護師が仕事に対して「疲れる」と回答しています。常に立ちっぱなしで動き回り、不規則な勤務形態で働くので体力の消耗が激しいんです。最近は高齢者の数が増え、それに伴い患者数も増えています。そのため、現場で働く看護師には体力が求められます。これからも仕事を続けていくためには、積極的に体力作りに取り組む必要がありますよ。

看護師は患者の介助のために無理な姿勢になります。前傾姿勢になることが多く、その結果背骨がどんどん歪んでいってしまうんです。また、不規則な勤務形態も背骨の歪みを引き起こす要因となります。看護師の多くが悩んでいるのが腰痛ですね。患者をベッドや車いすに移乗する時に腰に大きな負荷がかかります。夜勤のある看護師は不眠症にも悩まされているようですね。不調を放っておくと大変なことになるので、まずは簡単な体力作りからでも始めてみましょう。

根詰めて働き過ぎて疲労を放置していると、そのうちバーンアウト（燃え尽き症候群）になるかもしれません。バーンアウトに陥ると、それまで精力的に打ち込んでいた仕事に対して情熱を持てなくなってしまいます。看護師は「人」に奉仕する仕事なので、成果が目に見えにくい点もバーンアウトに陥りやすい理由のひとつです。特に経験の浅い看護師は仕事に対する理想が高いため、理想と現実のギャップに苦しむケースが多いようですね。