バーンアウトの危険性も?

体力の消耗が激しい看護師の仕事ですが、体力作りを怠って疲労を放置しておくのは大変危険です。なぜなら、バーンアウト(燃え尽き症候群)に陥る危険性があるからです。

バーンアウトの危険性も?

バーンアウトとは

バーンアウトになってしまうと、それまで精力的に打ち込んでいた仕事に対して急に情熱を失い、何も手に付かなくなってしまいます。バーンアウトを理由に退職する看護師も多く、医療現場ではバーンアウトの予防や労働環境の改善が急務となっています。バーンアウトは、「物」ではなく「人」を相手に仕事をする人の方が陥りやすいという特徴があります。人を相手にする仕事は成果が目に見えにくいので、際限なく努力をしてしまうケースが多いようですね。自分でも気付かないうちに疲弊していき、ある日突然糸が切れたようにバーンアウトに陥ってしまうのです。

バーンアウトの症状

バーンアウトの症状としてまず挙げられるのが、「情緒的消耗感」です。医療現場において重要なのは信頼関係の構築です。信頼関係を構築するためには思いやりの心を持って相手と接する必要があり、情緒的なエネルギーを消耗します。情緒的なエネルギーを消耗し続けた結果、強い疲弊感を覚えるようになります。
次に挙げられるのが「脱人格化」です。情緒的なエネルギーの消耗が続いて底を尽くと、人間は防衛反応としての脱人格化行動を取るようになります。相手の人格を無視した行動が目立つようになり、周囲には問題行動として捉えられるようになってしまいます。
また、「個人達成感の低下」も重大な症状の1つです。上述で説明した症状によって医療の質は低下していきます。その結果、求めていた成果や達成感を得られなくなり、何事にも取り組めなくなってしまうんですね。

バーンアウトの要因

バーンアウトに陥る要因には「個人要因」と「環境要因」の2つがあります。個人要因で多いのが、仕事に対して熱心に取り組み過ぎるがあまり疲弊するケースです。特に、経験が浅い人ほど仕事に対する理想が高い傾向にあり、理想と現実のギャップに苦しんでしまうようですね。相手に寄り添う姿勢が求められる仕事であり、人のために頑張れる優しい人が多いからこそバーンアウトに陥る人も多いと考えられます。
環境要因とは、長時間勤務や業務による身体負担など周囲から受ける影響のことを指します。これらの過重負荷はバーンアウトを引き起こす確率を一気に上げます。また、実際の業務内容に対して待遇が見合ってないことに対するストレスなどで仕事への意欲を見出せなくなるケースもあるようですね。

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