看護師特有の悩み

不規則な勤務形態かつ仕事自体が非常にハードな看護師には特有の悩みがあります。どういった部分に不調を感じる看護師が多いのか見ていきましょう。

看護師特有の悩み

色んな箇所が痛くなる

超高齢化社会が進み、高齢者の数が急速に増えています。そのような中で看護師は慢性的に人手が不足しており、夜勤や残業による長時間拘束など労働環境の悪化が問題となっています。患者の命を救うことはもちろん大事ですが、そのためには看護師自身が健康じゃないと意味がありませんよね?
看護師は患者への対応のために前傾姿勢になることが多く、それにより背中が丸まり背骨が変形していきます。また、不規則な勤務形態も背骨の歪みを引き起こす要因と考えられています。患者の状態はそれぞれ異なるので臨機応変に対応していかなければなりませんし、人間関係などのストレスも溜まりやすいことから自律神経が乱れ、背骨が徐々にズレていきます。その結果、首・肩・腰などに大きな負担がかかり、痛みにつながってしまうのです。痛みを放置しておくとどんどん状態は悪化していき、最悪の場合仕事を続けるのが難しくなってしまうかもしれません。そのため、日頃の体力作りで頑丈な身体にしておくことが大切なんですね。

看護師の職業病あるある

看護師特有の悩みとしてまず挙げられるのは腰痛でしょう。患者をベッド・車いす・ストレッチャーなどに移乗する機会が多く、身体の大きい患者の移乗は特に大変です。ベッドの配置などによっては、無理な姿勢にならざるを得ない場合もあるでしょう。そのような作業を毎日続けた結果、腰痛を発症してしまう看護師が少なくありません。コルセットや痛み止めを使って騙し騙し働いている人も多いようですが、ちゃんとした対策を取らないとヘルニアになってしまうかもしれませんよ。
また、不規則な勤務形態が理由で不眠症に陥る人も多いようですね。病棟勤務の場合、夜勤があるので毎日同じリズムで睡眠を取ることができません。不眠症は見た目には表れにくく、周囲が気付きにくいという特徴もあります。「ちゃんと寝れないのは仕方がない」と考えて周囲に訴えない人もいるでしょう。しかし、不眠症が続くと重大な病気を引き起こす可能性がありますし、うつ病などの精神疾患にもなるので注意してくださいね。
その他だと、肩や背中の痛みを訴える看護師も多いです。無理な体勢だけでなく、長時間のデスクワークも原因になります。一日中立ちっぱなしなので、足の疲れやむくみに悩んでいる看護師も少なくありません。

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